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墓石のご案内

お墓を建てるにあたってよくあるご質問と回答をまとめました。

Q&A一覧

【Q1】お墓を建てる時期は?
【A1】
お墓を建てる時期にこれといった決まりはありません。忌明けやお彼岸、年忌にあわせて建てるとよいとも言われていますが、これは親族が集まり易いからです。お墓を建てることで、故人様の安息の場が得られ供養がり身近なものになるのですから、早いにこしたことはありません。「建てたいと思ったその日を吉日」に、建墓プランを進めてはどうでしょうか。
【Q2】墓地選びのポイントは?
【A2】

まず、できるだけ多くの情報を集めることからはじめます。パンフレット類を取りよせたり、信頼ある石材店に聞いたり、公営であれば直接、役場の担当課に問い合わせ、じっくりと比較検討しましょう。次に候補地が決まったら、現地に出向き自分の足と目で確かめます。
具体的に、

  1. 永代まで安心して使用できるよう、経営・管理が健全な事業主体かどうか
  2. 交通の便がよく、墓参が容易にできるかどうか
  3. 造成工事が完全で、日当り、風通し、水はけがよいかどうか
  4. 墓地の諸施設‐休憩所、法事を営む集会所、花や線香の売り場、水道施設、トイレやベンチの数、駐車場の有  無などが備ってるかどうか
  5. 宗旨・宗派に応じた僧侶を紹介してくれるかどうか

これらをしっかり確認しましょう。

【Q3】墓石選びのポイントは?
【A3】

石質の良否を判断するのは素人にはなかなかむずかしいものですが、選ぶ目安として、墓石に適した石の特性を挙げてみましょう。

  1. 1. 墓石は恒久性がもとめられますので、硬質で永年の風化に耐えられるものであること
  2. 刻んだ文字が見やすく、磨くと光沢がでてくる石
  3. 表面が見た目に均一で石目がはっきりしていること
  4. 耐久力がありねばりのある石
  5. 石調がすぐれていること

かつて、輸送手段が進んでいなかった時代は、軟石系しか産出しない地方ではその石を使わざるを得ませんでした。 しかし、近年では遠くアフリカからも輸入されるようになり、軟石系は少なくなりました。 墓石選びのポイントとしては石の硬さやねばりは一般の人にはわかりにくいので、やはり、信頼のおける石材店に相談するのが一番です。

【Q4】墓石の大きさは?
【A4】

墓地の広さにより大きさが違ってきます。例として3.3平方メートル~5平方メートルの墓地で、和型なら8寸角~9寸角の竿石で、洋型なら高さ1.6尺×横2尺が一般的です。

【Q5】カロート(納骨室)とは?
【A5】

カロートとは石碑の下に作られた1立方メートルほどの納骨棺(室)のことです。棚のあるのとないのとがあり、5~8個の骨壷が収められます。納骨は骨壷をそのまま安置するのが一般的ですが、地方によっては遺骨を布に包んだり、また、そのまま入れるところもあります。

【Q6】墓石に刻む文字に決まりはあるの?
【A6】

墓石に刻む文字に特に決まりはございません。家名、戒名、本名、お題目、詩や歌、好きな言葉、愛・夢・寂などなんでもよく、書体も自由です。

【Q7】誰がお墓を建てるの?
【A7】

以前では、親の遺産を相続する長男が建てるものと決まってましたが、 今日では子どもは遺産を等に相続するところからも、協力して建てるのが自然と思われます。 また、姉妹ばかりで姓が変わった人が建てるというのもやむを得ないことであり、供養する心を大切に、こころよく建てたいものです。

【Q8】完成までの工程は?
【A8】
  1. 石材を研磨する
  2. 文字を刻む
  3. 基礎工事を行う
  4. 外柵、カロートを作る
  5. 墓石を設置する

と、以上のような手順で工事がすすめられていき、およそ、2ヶ月前後の日数がかかります。工事中に1~2度、さらに完成したら足を運び、確認しましょう。

【Q9】お墓の改葬手続きは?
【A9】

お墓の改葬の手順は 、

  1. 菩薩寺の僧侶への挨拶
  2. 新しい墓地の手あて
  3. 改葬手続き
  4. 古い墓石のお魂ぬきの法要
  5. 新しいお墓の開眼法要

の順で行われます。 改葬手続きでは、まず、埋葬されている墓地の管理者から埋葬の事実を証明する「埋葬証明書」と、移転先からは受け入れを承諾する「受入証明書」を発行してもらいます。 次に改葬前の墓地所有地の役所に、この2通と印鑑を持参して、「改葬許可証」の交付を受けはじめて改葬の運びとなります。

古い墓石を残していく場合は、お墓を無縁仏にするために「お魂抜き」(除魂式)の法要をし、土に埋めるか無縁墓ばかりを集める場所に移します。